この度建て主さまのご好意によりオープンハウスを開催させていただきます。
目次
オープンハウス(内覧会)開催案内|三百地の家
■開催日時 : 4月10日(土)、11日(日) 10:00~16:00
■開催場所 : 新潟県新潟市江南区(詳細は別途ご案内)
※見学は勝手ながら事前申込制とさせていただきます。
ご希望の方は、当社web問い合わせフォームから「三百地の家見学希望」と明記の上、お名前、返信連絡先、来場希望日時をお書き添えの上お申し込みください。折り返し開催場所をご案内いたします。
上記の申込要領のとおり、誠に勝手ながら事前にご来場時間をお知らせください。興味を持ってご来場される皆さま全てにゆっくりご覧いただきたいとの思いからです。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
当社より直接、開催連絡をさせていただいたお客さまは、個別の案内を優先してください。
建物の見どころ
一段下がった畳リビング
1階は、一段下がった畳リビングを中心とした空間が広がる。
小上りならぬ、小下りとも呼べる1段下がった畳リビングは立体的にも空間に変化を与えながら、大窓を通じて外部のデッキへと繋がります。
2階とは吹抜けを通じて繋がり、1階へ採光を届けつつ、全館空調を行う暖冷房時には暖かい空気や、冷房時の冷熱を家全体へと運ぶ役割を果たします。
床下エアコンによる全館空調
建物の暖房は、ルームエアコンを使い床下へ暖気を送る「床下エアコン暖房方式」を採用し全館空調をおこないます。
後述するUA値0.37W/m2Kの高断熱な躯体であれば、建物から外気に逃げる熱ロスが小さくなるため、エアコンのような小さな空調機1台でも玄関から2階の部屋まで僅かな温度差で室温を十分キープすることが可能になります。
暖房として使う床下エアコンに対し、夏場の冷房は2階ホールに設置したエアコン1台を稼働させることで冷房をおこないます。つまり、冬は床下エアコン1台で、夏は2階ホールのエアコン1台を使うことで1年を通じて全館空調をおこないます。
床下エアコン暖房方式を採用する場合は、安直にエアコンだけをこのように設置すればよいものではなく、床下を暖気を流すチャンバーとして機能させるための基礎構造、床ガラリの配置、そして吹抜けや仕切りの少ないオープンな間取りなど、建物の高断熱化やエアコン以外の総合的な空調計画が欠かせません。
写真はまだ完成形ではありませんが、エアコン周辺のメンテナンス用に大きく空いた開口部分も、取り外し可能なフタによって塞ぎ、エアコン本体のファンの風が周辺から漏れることなく床下空間にきちんと圧力が掛かるようにするなど、他にも過去から蓄積している小さな配慮が欠かせません。
換気や冷暖房は価格の合理性と、実際の快適性で選択肢が様々あります。よりコストを掛けそれなりの設備を導入すればより快適になります。ひとつの考え方として「少しコストが掛かってもより快適に」という贅沢な選択肢もアリだとは思います。
しかしながら、床下エアコンのよいところは標準装備化できるコストで全館空調がおこなえるコストパフォーマンスにあります。200万の全館空調システムは全てのお客さまで採用できませんが、今ある建築技術とエアコンを使ってきちんと設計してあげれば、ホテルのようなマイルドで快適な温熱環境が誰でも手に入れることができます。
庭へ大きく張り出したデッキと植栽
外構はまだ工事途中のためお見せできませんが、ひとつの見どころとしては、リビングの外に庭へ向かって大きく張り出したウッドデッキを設けました。
日本的な表現としては”月見台”と呼ぶのがそれをよく現わしていると思います。建物の軒下にある小さなデッキを縁側や濡れ縁と呼び、屋根の先を超えてまさに月が見えるほど大きく伸びたデッキを月見台と呼びます。
庭先には、そんな月見台としてのウッドデッキと植栽を配置して、休日も思い思いに楽しめる外部空間になりそうです。
性能向上計画認定住宅+地域材利用による補助金
三百地の家では、優れた省エネ性能を活かし「性能向上計画認定住宅」として認定を受けると同時に、柱や梁などの構造材に地元の木材を利用することで国からの補助金を受けています。
補助金はその時々によって変わりますが、高い基本性能があれば特別な仕様変更や追加コストが殆どなく補助金を受けることができますので大いに活用させてもらっています。
建物性能
許容応力度計算+耐震等級3で構造面でも万全
断熱の他、建物の構造性能の面でも万全を期します。
当社では耐震性能で十二分に安心できるよう、全棟で許容応力度計算による構造計算をおこない、耐震等級3(建築基準法レベルの1.5倍の耐震性能)を標準性能としています。
この三百地の家も南面に大きく開放した大窓や、間仕切りのないオープンなプランにも関わらず耐震等級3をクリアする性能を備えていますので断熱と耐震のベストバランスと言えます。
HEAT20における断熱性能
三百地の家の外皮性能(断熱性能)は、国の断熱基準(平成25年省エネルギー基準)よりきびしいHEAT20の指標でG1グレードをクリアするUA値0.37W/m2K。
下に三百地の家でのHEAT20ラベルを載せていますが、新潟のこの場所は地域区分5、HEAT20の物差しでは、G1基準値のUA値0.48は楽にクリアしますが、UA値0.34のG2には僅かに手が届かない。というのが見て取れます。
もう少しで手が届きそうなG2クラスですが、ザックリな話、新潟でのG2クラスは壁に付加断熱をするレベルでクリアできるハードルですから、三百地の家も含め、最高性能のサッシを使い、充填断熱で可能な精一杯の断熱をしてこの当たりがベスト性能といったところになります。
仕上げ・設備・住宅性能
(1)主な外部仕様
・屋根:ガルバリウム鋼板(SGL)竪平葺き(1F)、横葺き(2F)
・外壁:ガルバリウム鋼板(SGL)角波
・建具:樹脂サッシ+真空トリプルLow-Eガラス(YKK AP APW330真空トリプル)
南面のみ普通複層Low-Eガラス
木製断熱玄関ドア(ガデリウス スウェーデンドア)
・デッキ:エステックウッド(杉)製作
・フェンス:エステックウッド(杉)製作
(2)主な内部仕様
・天井:珪藻土クロス貼り
・壁:珪藻土クロス貼り
・床:バーチ(カバ桜)無垢フロア貼り(グロスクリアオイル仕上げ)
・造作家具:玄関収納、テレビボード、キッチン背面収納(食器棚)、洗面化粧台、本棚、他
・建具:シナ合板フラッシュ製作建具、一部ホワイトオーク框戸
・キッチン:無垢システムキッチン(ウッドワン スイージー)
・浴室:ユニットバス
(3)主な構造・性能・設備
・主な構造材、羽柄材:越後杉ブランド(県産スギ製品)
・構造設計:許容応力度計算(積雪1.0m考慮)+耐震等級3
・UA値(外皮平均熱貫流率) : 0.37W/m2K
・Q値(熱損失係数):1.41W/m2K
・ηAC値(冷房期の外皮平均日射熱取得率) : 1.2
・暖房エネルギー消費量 : 暖房負荷 5,074kWh/年(1m2当り:49.8kWh/年)
・冷房エネルギー消費量 : 冷房負荷 1,629kWh/年(1m2当り:16.0kWh/年)
・自然温度差:5.13℃
・暖房設備:床下エアコン暖房システム(ヒートポンプエアコン)
・冷房設備:ヒートポンプエアコン
・給湯設備:エコキュート
新型コロナウイルス(COVID−19)対策
内覧の際は、感染予防対策として以下のご協力をお願いいたします。
・マスク着用にてご来場をお願いいたします。
・完全予約制とし、一組さまごとのご来場とさせていただきます。
・会場入り口での検温、アルコール消毒にご協力ください。
・お渡しします手袋の着用をお願いします。
・風邪などの症状がある場合は入場をお控えいただく場合があります。
・弊社スタッフもマスク着用で対応させていただきます。
・お一組毎に窓を開けて室内の換気をさせていただきます。